2017.11 Updated
ユーザーインタビュー/近畿大学薬学総合研究所 先端バイオ医薬研究室
近畿大学薬学総合研究所 先端バイオ医薬研究室 准教授 森山 博由様にお話を伺いました。
再生医療に通ずる、皮膚科学、幹細胞生物学の研究を行っています。人の皮膚を試験管の中で完全に製造できるようなものを目指し、日々研究に取り組んでおります。
学生向けにはなりますが、近畿大学薬学総合研究所先端バイオ医薬研究室の資料も添付しますので、ご覧ください。
森山 博由准教授
やはり精度ですね。再生医療関係の研究を行っていると、コンタミネーションやクリーンな環境で製造されているかなどの安全性の高さに加えて、精度が求められてきます。この2つが高水準で兼ね備えられれば良いのではないでしょうか。 今すぐどうかして欲しいというわけでは無く、臨床関係や再生医療の現場で使用出来るよう徐々にファインチューニングしていくことができればより良いですね。研究現場の声を吸い上げ、より良いものを一緒に作っていくことができれば信頼にも繋がっていくと思います。
また細かい要望になりますが、燻蒸滅菌に対応したマイクロピペットがあるとよいですね。燻蒸滅菌とは、アンモニウムが充満したところに入れる滅菌方法です。キャビネット自体の滅菌にもなるので両方一緒にできれば嬉しいです。
そして何より私は「国産」であることに、とても魅力を感じます。再生医療も「オールジャパン」というものを意識して取り組むことができれば、世界的に日本は凄い国だと思ってもらえると思います。
皮膚科学、幹細胞の再生医療による医療現場での活用を目指し頑張っていきたいと思います。安定した供給により、健康寿命を延ばしていくことも可能になると思いますので、そういった分野で発展していきたいです。
研究室で主に使ってくださっている弊社製品(マイクロピペット)