2011.11.29 Updated
ヨーロッパ、アジア出張編
弊社サイトをご覧の皆様に”ちょっと一息”を目的に掲載させて頂いておりますWorld Topics、第5弾をお送りします。
秋めいた欧州に久々に足を運んできました。今まさに欧州はギリシャに端を発した信用不安で連日、日本でもマスコミを賑わせており、自分の目で実態を見たいと思っていたところでした。
今回の訪問先はドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリスの5ヶ国でした。
イギリスを除く4ヶ国はEU圏を先導する国々ですが、各国の経済力の違いから今ひとつまとまりが無く、協調にヒビが入っているようでした。イギリスを筆頭に各国でデモが起き、社会不安を煽っています。このような状況が日本にも影響を及ぼして、輸出不安を掻き立てているのは皆様もご存じの通りと思います。
このような事前情報を頭に入れて、好奇心を抱いて訪問したわけですが、経済不安のより大きいイタリア、スペインのミラノ、バルセロナといった都市(観光地でもありますが)は、人で溢れて賑やかで、活気に満ちており、さらにこの2都市では近代的ビルが何軒も建築中で、予想外の光景に目を見張りました。日本と同様地域格差によるものと想像されますが、実際に見るのと聞くのとでは大きな違いがあり、いずれ欧州も立ち直っていくのだろうと強く感じさせられました。
今年も日本を始め世界のあちこちで異常気象による災害が起きています。今回の訪問国の内、スペインは10月なのに夏を思わせる陽気でした。他の国は秋の肌寒さを感じ、これも異常気象が原因なのかも知れません。欧州の帰途バンコックに立寄る予定であったんですが、タイを50年振りに襲った大洪水のため訪問を諦めて帰国しました。その帰りの便で、タイへ進出した会社の知人の社長に偶然出会いました。やはり社長も災害のため、現地まで行けず、仕方なく引き返すしかないとぼう然とされていました。多くの日本企業が被災に遭遇したと報道されていますが、一日も早い復興を祈っています。
欧州訪問中たくさんの方から日本の震災のお見舞いと激励の言葉をいただきました。
タイの人々にもこれ以上災いが広がらないよう心から願っています。また、タイで被災された方々にお見舞いを申し上げます。
